" KIGO x 2nd " Eyewear Case
「アイウエアケースを着たい」
アイウエアケースといえば鞄の中や、車ならダッシュボードに大切におさめておくもの、という固定概念にとらわれがちだ。しかしそこは洋服好きの読者が集まる2nd誌スタッフの、「アイウエアケースを着たい」という〈KIGO〉にはなかった発想から " 身に着けられる " アイウエアケースを共同企画した。
①サコッシュのように掛けても、②ウエストベルトに通しても、もちろん③鞄の中におさめてもかっこいいアイウエアケースだ。
特にこれからは日差しの強い行楽の季節がやってくる。そんなときに両手を開けられるのは、とても便利だ。
着られるアイウエアケースならば、すでに愛用しているベルトやレザーブーツなどとコーディネートを楽しみたいというのがレザー愛好家というものだろう。コードバンはブラック、ウイスキーの2色、そしてブルハイドレザーはブラックとブラウンの4種類からお選びいただける。
KIGOのコードバン?
ブルハイドレザーブランド〈KIGO〉がなぜコードバンの製品を作るのか、という疑問を持たれた方がいるだろう。このコードバンは〈KIGO〉がまだブルハイドレザーブランドになる前、創業当初にKIGOオリジナルレシピで開発していたもののデッドストックなのだ。
一般的にコードバンは、仕上げに顔料を塗ることで革の表面をコーティングするのだが、〈KIGO〉のそれは鞣しの段階で十分にオイルを染み込ませ、仕上げの顔料は塗らない「素上げのコードバン」だ。今でこそ特に欧州からの輸入品でこの手法が見られるが、当時日本国内で見かけることはほとんどないチャレンジングなコードバンだった。
素上げコードバンのデメリットとして、キズ痕がのこりやすいと敬遠される方がいるかもしれない(だからこそ顔料仕上げのコードバンが一般的になった)。しかしながら、実は搔きキズはつきにくいという矛盾する珍しい利点がある。これはコードバン独特の繊維組成に由来するもので、ほかのレザーには見られない特徴だ。
たとえばコードバンの表面を尖ったもので引っ搔くと、凹むようにしてその跡はのこりやすい。一方で、ほかのレザーならば革表面がめくれて一生のこるキズになるが、コードバンではそのようなことにはなりにくく長く愛用する間に凹みは次第にわかりにくくなる。
このコードバン本来の特徴をいかしたのが、今回アイウエアケースに採用した〈KIGO〉のコードバンなのだ。
レザーの欠点を補うより、長所をいかしたいという〈KIGO〉のスタンスは今も昔も変わらない。
やっぱり、ブルハイドレザー
コードバンはデッドストックで限りがあるため、数量限定での販売となり受注数が埋まってしまえば再販はない。そのためご購入を検討中の方には、早めにご購入手続きを済まされることをおすすめする。
とはいえ、特にKIGOユーザーの皆さんが見逃せないのはブルハイドレザーだろう(そうであってほしい)。
もちろん、 Classic Bull 製のアイウエアケースもご用意した。しかもこのブラウンは今回はじめてお披露目するカラーだ。ヴィンテージのシガーをイメージして作色したカラーで、KIGOのラインナップでは " Cigar " として今後展開する。なかなか渋い、満足度の高いブルハイドレザーに仕上がった。
皆さまを焦らせるようで恐縮なのだが、受注期間は2024年4月11日まで。
ご購入は忘れないうちに、2nd誌のウェブストア、Club 2nd で手に入れていただきたい。
KIGOx2nd ウエアラブルアイウエアケース
【サイズ】縦8.0 × 横17.5 × マチ3.0cm
【素材】 コードバン / ブルハイド
【受注期間】〜2024年4月11日(木)まで
【配送時期】2024年6月下旬頃お届け予定
※製作都合によりお届けが遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。